遺伝

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双極性障害の特徴とは

双極性障害の原因は様々ありますが、その中でも最も大きな要因とされているのが、遺伝的な要因です。遺伝性を調べる時には、一卵性双生児の研究をしてデータを取ります。その理由は、一卵性双生児は同じ遺伝子を持っているので、片方に病気がある場合は、もう片方の病気になる確率を調べることで遺伝性を調べることができるからです。双極性障害の症状は人によっても異なるので、双子で片方が双極性障害の場合は、もう片方も双極性障害になる確率は非常に高いです。その確率は85パーセント〜89パーセントです。ただ、双子の場合でも、確実に両方が双極性障害の症状が出るということでは無いのです。遺伝的要因の他にも、社会的なことや環境的なことも要因として当てはまります。

その症状に対する周りの対応

遺伝的な要因以外で関係することは、ストレスなどの周りの環境です。双極性障害になりやすい体質の人が、仕事や家庭などで、ストレスを感じることで、双極性障害の症状が出てくることもあります。症状が出た状態で、病院に行かずに放置しておいても一生治ることはありません。ですから、ずっとうつ状態と躁状態を繰り返して生活することになるのです。病院でカンセリング、薬物療法、環境改善などをすることで、症状を緩和することができ、治すことができるのです。

双極性障害の恐い部分は、本人が病気ということを自覚していないことです。そのため、病院に行かずに1人で悩んで、苦しんでしまうのです。それを防ぐためには、周りのサポートが必要です。双極性障害の症状に似たような行動をする場合は、家族や周りの人が、一緒に病院に行ってあげることが大切です。

双極性障害の特徴はいくつかありますが、中でも問題視されやすいのが躁状態のときの症状です。というのも、双極性障害は躁とうつ、双極の症状が見られる症状で、周りの人間が戸惑いやすいのは特にこの躁の部分なのです。比較的軽度の双極性障害であれば、よっぽどの人でない限りの症状を見抜くことはできません。ですが、症状が進行して、ひどいケースになると仕事面や生活面でかなりの影響が出てきてしまうのです。 例えば、仕事へのやる気はあるのにすべてにおいて空回りしている、自己中心的な言動が多くなり、傍迷惑な行動をとるようになるといった症状です。本人は決してわざとやっているわけではないのですが、双極性障害であることがわからない段階であれば周りはただただ迷惑な人だなと感じてしまうものなのです。

双極性障害だとわかっている場合、周りはそれを理解してあげようとするのでしょう。ただ、ここで注意が必要なのが、その人との関係が近ければ近いほどその症状に巻き込まれるケースが多くなるため、あまりに力を入れ過ぎるのも危険な面があるということです。特に家族の場合、ともに生活する時間が多いため、その対応に疲れ家族の方が疲労困憊してしまうなんてケースも少なくないのです。 双極性障害を抱える人は当人はもちろんしっかりとした治療を受ける必要があります。周りもある程度は治療に協力するべきですし、時にはその支えとなる必要もあります。ですが、あまりにその負担が大きいと感じた時は医師や専門機関に相談を持ちかけてみるのもいいかもしれません。自分一人では抱えないようにする、これが周り人間の押さえておきたいポイントです。